2013年9月1日日曜日

爽-船徳の香り 雲助五拾三次-両徳-

2013年7月19日(金)
雲助五拾三次 -両徳-
『船徳』

船徳の噺の詳細については、
検索してみてください。または、
ぜひ、落語の本などでお探し
くださいね!

さて、船徳の香り。
ダメダメな若旦那をメインにして
しまうと、グズグズな感じになって
しまいそうなので、ここは逆手に
取りまして。

一途な思いの若旦那と、江戸の
遊び場、初夏の川沿い、爽やかな
風が感じられる方向で考えてみる
としよう。

で、色々と思いを巡らせてみる訳
です。

江戸時代の隅田川両国橋近辺は、
遊び場として大変な賑わいを呈して
いた場所です。
(江戸東京博物館にジオラマ的なの
ありますよね。あれ、とっても
面白いんですよね~。)

今年の花火大会はゲリラ豪雨で
残念なことになりましたが、江戸
時代も花火の時は大変な人。
日頃から盛り場なので人は多い
場所だったようですが。

そんな、人、人、人の中、川から
の風が爽やかに感じられるふと
した一瞬があるのではないかな
と思うのです。

そんな風と若旦那の一途さ。
すっきりフレッシュさと瑞々しい
爽やかさ、これにほんのちょっと
だけの甘さ。

遠くからこんな香りが流れてきたら、
うだるような暑さも刹那的に忘れて
いるかもしれない。

『爽』

そんな香りです。

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