2013年1月17日木曜日

らくご街道 雲助五拾三次

池袋東武での日本の職人展も
無事に終了し、頑張ってブログは
更新していきたいなぁと思って
おります。

さて、本日の内容。
五街道雲助師匠の公演会のお知らせ
です。

一昨年、1月から昨年2月まで全10回
で開催された『雲助月極十番』。この
公演で雲助師匠の香りを創らせて頂く
機会を頂きました。落語噺の登場人物の
香りなど、面白い趣向で遊ばせて頂い
たり、創香家冥利につきるお仕事の一つ
でした。

そして、この4月から、新たな落語会が、
また、始まると~。このお話を伺った時、
もうワクワクで~。毎月、師匠の会に
参加できるなんて、って嬉しいのです。
師匠のお噺がどんなに素晴らしいのか、
私のような者が言うことではないので。
ぜひ、会場で体感してくださいませ~。

お馴染みの方々にお会いして、ちょこっと
お話し出来るのも楽しい一時なのです。

そんな素晴らしい雲助師匠の公演会。
お時間がございましたら、ぜひ、ぜひ
ご来場くださいませ。雲助師匠の香り、
各種取り揃え、毎回、私も会場におり
ます。インフルエンザとかになったり、
出展と被ってしまったりしますと、
おりません~(笑)。

日本橋劇場で、皆様にお会い出来る
のを、心から楽しみにしております。

以下、ご案内からの抜粋です。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
らくご街道 雲助五拾三次

きょうはこちら、あしたはあちら。
雲のようにふわふわと、自由に
日本中を移動していたことから
その名のついた「雲助」。

2013年4月より、「五街道」の
起点「日本橋」で、たぶん毎月、
だいたい独りで、五年間落語会
やると、
五街道雲助は落語家五十周年を
むかえる。東海道は五十三次で
京都の三条大橋に着く。

らくご街道は、はたしてどこへ?

- 東海道 新幹線なら 二時間弱 -

公演日程 2013年 19時開演(開場18時30分)
4月12日(金) -発端- 百川 他
5月14日(火) -吉例- 髪結新三
6月12日(水) -薩摩さ- やんま久次 他
7月19日(金) -両徳- 船徳 他
以降だいたい毎月開催予定

木戸銭
一階指定席 3000円(前売)/3500円(当日)
学生2000円(要学生証 当日のみ) 
二階自由席 2500円(当日のみ)

チケット発売は2月4日からとなります。

詳しくは いたちや
www.the-itachi-ya.com

2013年1月2日水曜日

あおうなぎのかおり

明けましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願いいたします

新年、いかがお過ごしでしょうか?
美輪さまが素晴らしすぎて、やられ
ました。心を奪われた美輪様の
美しさとはまた違う、初詣の帰りの
月明かりのその明るさと美しさに
ただ、ただ、感動。そんな瞬間でした。

さて、年末にちょこっと書いたアオ鰻
についてです。

大阪の堺市の淡水魚ミュージアム茶論 
『雑魚寝館』

よりご依頼頂き、作らて頂いた香りで、
『アオ鰻』という珍しいうなぎをイメージ
して作った匂い袋です。


袋の表側に『アオ鰻』。
 



















裏側には『うなぎつなぎ』の柄を配置。











手描友禅で描いているうなぎの絵を
見せたいこともあり、通常のゆすら
の匂い袋サイズよりも、多少、大きめ
です。

さてさて、このアオ鰻、一体どんな
うなぎかと言いますと、

江戸時代以来の名品鰻だそうで、
通常の鰻とは違い、汽水域の干潟
や内湾に生息。
色も普通のうなぎとは異なり、綸子の
ような光沢の、緑色の目の覚める
ような、爽やかなうなぎ。
この色合いを漢字で表現するのが
難しいそうで、「アオ」とカタカナ
表記していると。
羽二重のように肌柔らかで、美味の
評価高い、ちょ~高価なうなぎ
だそうです。

こんなにも素晴らしいうなぎで、
水中でその美しい色を見せている
こと、着物のようなその肌触り感、
silky noble eelという表現などから、
水の底で高貴に美しく、静かに
輝いていることをイメージし、全体
にスッキリとした香りに仕上げて
おります。もちろん、使用している
香原料は、インド・マイソール産の
最高級の白檀に、古の頃より使用
される天然の香原料のみで、合成や
オイルものなどは一切、使用して
おりません。それがポリシーなので。

また、袋も、江戸期からということで、
手描江戸友禅の作家さんにお願いし、
一枚一枚、絵を描いて頂いております。

白生地は伊と幸!を使用、その高貴
さを袋の瑞にまで表現した匂い袋です。
染工房雪夜という女性作家さんにお願い
をしています。女性だからか、何だか
不思議とトーンがlovely。ゆすらの
商品の手描友禅の袋も、彼女にお願い
しています。骸骨物とかもお得意で、
このギャップがよいんですよねぇ~。

話が逸れましたが、
うなぎということもあり、江戸時代の
男性の方々は、このうなぎつなぎの
柄を褌にしたりして、洒落で色々な
意味での元気になる験を、かついで
いたりしたそうで。笑っちゃいます。

近所の物知りご隠居に話を聞き、
吉原とかにお揃いの褌でお出かけ
のはずが、盗人ほっかむりになって、
こそこそしちゃったよ、みたいな
笑い噺とかがあったら、ぜひ、聞いて
みたいです。

うなぎつなぎの柄については、江戸
時代、山東京伝が既に色々と書いて
いたりするそうで。
山東京伝についてウィキにリンク
貼ってます。うなぎつなぎについては、
後日、また、アップしますね。
館長さんから面白いお話を、伺える
ようなのです!

最近、読破中の江戸時代が舞台の
小説には、丁度、鰻の蒲焼が世間で
好まれるようになる件が載っていたり
で、浜松以降、うなぎづいているのを、
一人、面白がっております。

食べに行かないと~(笑)。
あ、やっぱり食べちゃうんだよね。

商品について、また、アオ鰻のこと
とか淡水魚のことについて詳しく知り
たいという方は、ぜひ、雑魚寝館に
お出かけください。
営業日などの詳細は、サイトでお確かめ
ください。カレーが美味しいらしいです~。
遠方の方は、サイトからお問い合わせ
頂けたらと思います。

淡水魚ミュージアム茶論
雑魚寝館
http://zacconekan.net/

大阪府堺市堺区香ヶ丘町1-10-8
南海高野線浅香山駅前
TEL:072-233-8831

皆様にとって平成25年(2013年)も
素晴らしい一年でありますように

第12回 香りの彩時記【 香進】が始まりました!

パレスサイドビル1Fの毎日文化センターの近くを歩いていると、何となく感じられるいい匂いの季節になりました。 今年も毎日文化センター和の香り講座の受講生による作品展が始まりました。 今回の参加者は2名ですが、それぞれの作品への思いが見えてきます。 作品展タイトルの「香進(こうしん)...